TOPへ戻る

第33回勉強会のレポート

「もし、親に介護が必要になったら」
高野 みな子



 2月21日、東京ウィメンズプラザ視聴覚室にて、NPO法人くらしとお金の学校代表理事で、WAFP関東会員でもある 長沼和子さんによる勉強会「もし、親に介護が必要になったら」が行われた。介護をテーマに勉強会の講師をされると知って、親だけでなく自分の事としても勉強したいと参加した。
 取り上げられた主な内容は以下のとおり。

◆高齢者施設・住宅の種類と違い
◆介護を取り巻く現状と、介護サービスの種類
◆日本の社会保障制度の流れ
(福祉の歴史、医療保険制度・介護保険制度の変化)
◆具体的な相談事例と、相談に必要な知識
    
 どれも興味深く聞いたが、現在の知識では理解するのが難しく、介護を含むリタイアメントプランを提案できるFPになるには、相当の勉強が必要と感じた。しかし、長沼さんが言われるように、これからの高齢化社会では、後期高齢期に発生する諸問題は、本人だけではなく配偶者や子供世代までも巻き込む事態になりうる。ライフプランニングでは、この分野を考慮することが必要だろう。FPとして、医療・介護の知識と、適切なアドバイスができるスキルを持つ事は重要だと感じた。

 相談事例1は、病気で半身マヒになった父親に関するもの。ショックを受けた父親と、夫を在宅介護する自信が無いと施設入居を希望する母親。しかし、実際に施設を見学して、あそこで生活させられないと感じる相談者である娘。最終的には、夫婦が別々に暮らすことによって生じる二重の生活費負担の問題もあって在宅介護を決意することになるのだが、その間の本人と家族の苦悩はいかばかりか。リハビリの現状と問題もよくわかった。

 相談事例2は、退院を迫られている寝たきりの義母について。(他人にうつりやすい)皮膚病にかかっていると、受け入れてくれる施設がほとんどない、とのこと。義母の受け入れ先だけでなく、費用負担の問題などもあるが、実の息子である夫は問題に向きあわず、途方にくれている相談者。

 10人いれば、家族を巻き込む10通りのドラマがある。今の日本に福祉は無いと断言される長沼さんの言葉に背筋が凍る思いだった。

 近頃、情報化社会・自助努力・自己責任・こんな言葉が多く聞かれるようになった。自分や家族を守るには、最新の情報を入手し、いくつかの選択肢を準備し、自分の足で現場を見るに尽きる、そして常に一歩先を見据える。

 「FP業務のフロンティアにある領域として、この市場でのファイナンシャルプランナーの活躍を期待する」長沼さんの言葉です。

 自分も介護の初級編から継続的に勉強をしていきたいと感じました。まずは自分の事として、介護の勉強をしなくては!! と自分に言い聞かせながら、帰路につきました。


-------------------------------------------------------


TOPへ戻る